フリーランス1年目の確定申告、まず何やるのか?ざっくり

まえがき、想定はこんな方

jfluteはすでにフリーランス長いですが、これからフリーランスになられる方、なり始めた方などにアドバイスをする機会も多いです。なので、その辺のことで何か役に立つブログが書けたらなと。

確定申告には、白色申告・青色申告と2種類ありますが、この記事では基礎の理解のために、まず簡易な白色申告をメインに書いていきます。それを理解した上で、しっかり青色申告にしたいとあれば、チャレンジすると良いです。

また、フリーランス1年目の人は、よほど区切りの良いタイミングで会社を辞めていない限り、会社員時代の給与も含まれた状態で確定申告をすることになると思うので、それを想定して書いていきます。

そう考えると2年目の方が楽かもですね(^^。

※専門家ではないですから、厳密さよりもわかりやすさを優先して書いています。でも明らかに間違いとかあったらぜひご指摘くださいませ。

月並み、なんで確定申告するの?

月並みのことなので、ここではざっくりとだけ...

「収入がこれだけありましたので、税金これだけ払いますよ」
と国に言うためです。

えっ?別に勝手に計算して取ってくれればいいのに手続き面倒。と思われるかもですが、もうちょい踏み込むと...

「収入がこれだけありましたが、経費でこれだけかかったから、払う税金はもうちょい下がりますよ」
と国に言うためです。

経費の計算は自分でないとできないので申告しないと。もし、源泉徴収とかされているのであれば、こういうことも...

「収入がこれだけありましたが、源泉徴収でけっこう取られてるので、税金払いすぎてるから還付金として返してくださいよ」
と国に言うためです。

源泉徴収とは、ざっくり「会社側が給料を渡す前に、あらかじめ税金を払っておいてくれる仕組み」です。フリーランスの収入でも源泉徴収されることはあります。経費が加味されていないので、払いすぎてる可能性もあるから、そこをちゃんと精算するわけです。すると、ときに「確定申告するとお金が戻ってきた!」になるわけです。(よく聞きますよね^^)

さあ、確定申告しましょう!
(ここなんで?と踏み込みたい方は、さすがにもっと詳しいサイトへ〜m(_ _)m)

確定申告でやることのざっくり流れ

さて、何をやるのでしょう?

(0. 普段から帳簿をつけて領収書を管理)
1. 控除関係の書類を用意
2. 源泉徴収票を用意
3. 収支内訳書の作成 ☆
4. 確定申告書Bの作成 ☆
5. その二つの書類を税務署に提出

(0. 普段から帳簿をつけて領収書を管理)

これは日常です。

フリーランス事業として、いくら収入があったか?いくら経費を払ったか?を帳簿に付けていきましょう。しっかりしたフォーマットのものでもいいし、ノートにまとめておくでもいいですが、とにかく保存義務があるので、しっかり付ける必要があります。

ただ、帳簿を付けるのに、どんなカテゴリに分けて付けていくか?先に白色申告の収支内訳書を見て合わせておいたほうが良いでしょう。

「えっ、そんなのやってない」と途中で気付く方もいらっしゃるかと思います。

そういう場合は、確定申告のときに「収入がわかるもの(口座の明細など)」や「経費の領収書」から帳簿を作りましょう。(普段からやっていれば楽ではありますが...)

そして、フリーランス事業として経費となり得る領収書を取っておきましょう。

何か経費になるか?迷うものもあるので、日常ではとりあえずあらゆる領収書を取っておいてもいいかもですね。ただ、その分、確定申告のときに仕分けするのが大変ですが...

「えっ、領収書、取ってなーい」と途中で気付く方もいらっしゃるかと思います。とりあえず「確定申告 領収書 ない」で検索しましょう(^^。色々と出てきます。

領収書がない場合でも経費計上はできる | 個人事業主のための税金サポート
確定申告の領収書やレシートがない場合と紛失した時の対処法 | 日めくりオトナ稼業

1. 控除関係の書類を用意

年金などの社会保険料で、控除が受けられます。年金については控除証明書が届くはずです。その控除分を計算して書類に反映する必要があります。また、確定申告の書類と一緒に添付する必要があるので大切に取っておかないといけないものです。

他にも色々あって、人によって色々な控除があり得ますので確認しましょう。(e.g. 生命保険とか、年金基金とか、医療費とか、地震保険料とか、雑損とか、寄附金とか)

2. 源泉徴収票を用意

会社員時代の給与所得でも、フリーランスとして事業所得でも、源泉徴収されているのであれば、手元に送られてくるはずです。(源泉徴収した側は、源泉徴収票を渡す義務があるので)

これも確定申告の書類と一緒に添付する必要があるので大切に取っておかないといけないものです。

3. 収支内訳書の作成 ☆

さあ、提出する書類です!
ざっくり「フリーランス事業として、収入はいくら?経費はいくら?」を書きます。

会社員時代の給与所得は、ここでは入りません。

国税庁のホームページから未記入のファイルをダウンロードして自分で印刷して手書きでもいいですし...国税庁のホームページの「確定申告書等作成コーナー」で、画面上で記入してできあがったものをダウンロードして印刷して送るでもいいですし...

色々なやり方があります。(これは、次の確定申告書も同様です)

どんな書類か?ざっくり見てみたかったらこちら参考に:
 => 白色申告の収支内訳書(一般用)の書き方 | スモビバ!

4. 確定申告書Bの作成 ☆

こちらも、提出する書類です!
ざっくり「最終的な所得と税金がこれですよ」を書きます。

そもそも所得がわからない方はこちら。
 => 「収入」と「所得」の違いは何ですか? | 北区

収入と経費から所得が求まって、そこから控除や源泉徴収などの分を計算して、納める税金が決まります。

場合によっては納めるのではなく、源泉徴収で払い過ぎているのであれば、お金が戻ってくる可能性もあります。(その場合の受け取り口座の情報なども書いたります)

それをしっかり示す書類です。

ちなみに、確定申告書は A と B があって、給与所得だけならA, 事業所得があるならBです。

例えば、1月から3月までは会社員で給与所得があっても、4月以降フリーランスで事業所得があればBです。(通年で会社員だとしても、副業で事業所得があるならBです)

最初に書いた通り、フリーランス一年目であれば、多くの人が給与所得と事業所得が混じっていることでしょう。
(最初からフリーランスとかいう人は置いておいて)

どんな書類か?ざっくり見てみたかったらこちら参考に:
 => 確定申告書Bの書き方と入手方法について | 弥生

まず、ざっくり抑えましょう

そもそも用語が難しいので、ざっくりの説明もちょっと難しいですね。。。(><

まあ、前提知識が0の状態だと立ち止まってしまいがちですが、ざっくりとでも「どういうやるもんなのか?」って少しでもわかれば、自分で調べやすくもなりますので。少しでも参考になればと。

この後も、ピンポイントで確定申告の役に立つようなお話、もしかしたら、していくかも?(^^。

f:id:jflute:20200303124758p:plain