DBFlute -- 「最新の子テーブルのレコードを結合」への対応

additionalForeignKeyの話の続きです。

http://d.hatena.ne.jp/jflute/20071022/1193032003
fixedConditionを対応したことにより、

「最新の子テーブルのレコードを結合」というパターンにも対応できます。
  o 会員(MEMBER)

      - MEMBER_ID (PK)

      - MEMBER_NAME
  o 会員ログイン(MEMBER_LOGIN)

      - MEMBER_LOGIN_ID (PK)

      - MEMBER_ID (FK) (UQ with LOGIN_DATE)

      - LOGIN_DATE (UQ with MEMBER_ID)
会員の一覧を検索したいが、会員の最新のログイン日時も同時に取得したい場合
MEMBERとMEMBER_LOGINは、one-to-manyなのでConditionBeanでは結合できません。

やるとすれば、BehaviorのloadReferer()を利用して別SQLで取得することですが、

わざわざそんなことぐらいでSQLの発行回数を増やしたくありません。

「じゃあ、外だしSQL！？」

わざわざこんなSQLを外だしにしたくありません。
なので、
./dfprop/additionalForeignKeyMap.dfpropにて
map:{

    ; FK_MEMBER_MEMBER_LOGIN_LATEST  = map:{

        ; localTableName  = MEMBER    ; foreignTableName  = MEMBER_LOGIN

        ; localColumnName = MEMBER_ID ; foreignColumnName = MEMBER_ID

        ; fixedCondition  = 

            $$foreignAlias$$.LOGIN_DATE

               = (select max(LOGIN_DATE)

                    from MEMBER_LOGIN

                   where MEMBER_ID = $$localAlias$$.MEMBER_ID)

        ; fixedSuffix = AsLatest

    }

}

※はてな日記の見た目の都合上fixedConditionを改行しています。
と設定して、自動生成します。すると、
  MemberCB cb = new MemberCB();

  cb.setupSelect_MemberLoginAsLatest();

  cb.query().setXxx...
というように、「最新ログイン」を結合することができます。

そして以下のようなSQLが発行されます。
  select member.MEMBER_ID, ... , memberLogin.LOGIN_DATE

    from MEMBER member

      left outer join MEMBER_LOGIN login

        on member.MEMBER_ID = login.MEMBER_ID

          and login.LOGIN_DATE = (

               select max(LOGIN_DATE) 

                 from MEMBER_LOGIN

                where MEMBER_ID = member.MEMBER_ID)

   where ...
「子供の最新のレコードが有効なレコード(処理したいレコード)」っていう

DB構造も世には結構あるかと思います。

そういったDB構造に出くわしても、上記のような方法で安全に結合することが可能です。