答えよりも答えを導くプロセスを

ズバリ

答えを覚えることよりも、答えを導くためのプロセスを学んで欲しい

これが自分が若い人に伝えたいこと

前回の「知識を得るためのプロセスを」と似てます。
-> http://d.hatena.ne.jp/jflute/20110528/1306566854

つまり、どの領域でも同じ話なんですね。

答えを知っていれば、確かにあっという間に問題は解決します。でも、問題というのは千差万別、把握できないほど多く存在します。そもそも人が覚えられることに限度はあるわけです。

同じ問題でも姿を変えて目の前に現れることがあります。せっかく答えを知っていたはずなのに、その答えを思い付けない、よくあることです。

答えよりデバッグの手段を

エラーを解決する答えを知ることよりも、デバッグの手順、デバッグするための手段を身につけましょう。

// デバッグ手順(スタックトレース重要) | jfluteの日記
http://d.hatena.ne.jp/jflute/20090224/1235473382

答えが目の前に書いてあるのに、それを見過ごして右往左往していては、現場に行ったとき先輩に怒られてしまいますよ。

これはほんの一例。

感覚的に身につけよう

答えを知ったとき、単に答えを覚えるのではなく、その答えに辿り着くまでの思考手順、メソッド、つまり、プロセスをほんの少しでも着目して欲しい。そうすれば、自然とプロセスが感覚的に身に付いてくるから。

プロセスを知るだけではダメなのです。いくら Eclipse で ctrl + shift + R でリソースの検索ができるって知っていても、感覚的に身に付いていなかったら、やはり使おうとしない、いざってときに使えないのと一緒。

プロセスも単に知っているだけではそれを求められる場面でとっさに活用できない。プロセスが感覚的に身に付いていないとなかなか頭の中でその思考を巡らすことができないのです。

積み重ねていこう

プロセスを間違えることはたくさんあるでしょう。間違えたら見直して次に間違えないように、これの繰り返し。

地味だけどね。実直にね。

自分なんか今でも何度も何度も間違えます。でも、ずっと着目してきたから、仕事をやり始めたばかりのときから比べれば、ある程度は積み重なって来たのかな。その積み重ねを忘れないように、ブログでメモったり...

// 解決法の評価項目は単一とは限らない | jfluteの日記
http://d.hatena.ne.jp/jflute/20110306/items

// 保証された解決法なんてめったにない | jfluteの日記
http://d.hatena.ne.jp/jflute/20110304/guarantee

// リスクのない解決法なんてめったにない | jfluteの日記
http://d.hatena.ne.jp/jflute/20110303/hasrisk

// 一つの問題に対する解決法は単一とは限らない | jfluteの日記
http://d.hatena.ne.jp/jflute/20110215/solutions

※まだまだ書き足りてない

結果のためにプロセスを

現場ではプロセスよりも結果が全てです。

だから、その結果が安定して出せるようにするために、プロセスを身に付ける。

良い結果にしろ悪い結果にしろ結果を出したら、「どのように結果を導いたのか」それに着目し積み重ねるだけで、次は違う結果になるでしょう。

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