新人の頃、ずっと意識していたことがあります。僕はずっと上司の隣の座席に座っていました。その上司が何かしらの問題に対峙したとき、その問題を解決していく...
「思考の流れ」
それを目で見て耳で聞いてムードで感じて、自分のものにしたいと必死に吸収していました。
「これってことはぁ...つまりこうだよなぁ、じゃあこれ試してこうなればこうじゃん」
「うーん、そもそもほんとにこうなのか?一応確認...ああほらやっぱそうだよ、ここがそもそもこうじゃないから、こうで...」
理解はできなかったし覚えてるわけじゃないけど、感覚的に体に染み込んだかなぁと思っています。そう、感覚で受け止めようと意識していました。こういうときはこういう風に考える。こういうテンションで、こういうムードで考える。
論理的な思考、これは僕らに求められてること。仕事する上では絶対的に必要なこと。ただ、その「論理的な流れ」というのは、実は「感覚」から生まれると思ってます。あくまで僕らは機械ではなく人間だから、論理と感覚がうまくコラボして、論理が成り立ってるんだと。
だからこそ、すぐには得られるものではなく、繰り返し失敗しては何度も反復して、体に染み込ませる必要があるのだと。
僕が上司や先輩からその感覚を受け取ったように、(僕が勝手にキャッチしようとしただけですが)僕も若い人にできるだけその感覚を得るチャンスを与えたいと考えています。
問題を解決する様をそばで見聞き感じてもらいたい。できるだけそれをわかりやすく説明するつもりです。ペアプログラミングにとどまらず、ペア問題解決、ペア思考めぐらせ。DBFluteハンズオンでよくやってますね。僕の「考える風景」を見てもらおうと思って。
「これってこうか?いやぁ、こうか、つまり...」
って先輩が言い始めたときこそ、
「良いプレーを見て学べる成長のチャンス」
なんですよ!