マイ ベジタリアン ストーリー

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# それまで
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昔はよく横浜家系のラーメンを食べていました。
濃厚な豚骨のスープに太い麺を
「あじこめあぶらおおめかため」
を合い言葉に注文して頂きます。学生の頃ですね。

社会人になったら若干お金も入り、世界が広がりました。
学生の頃には入らなかったようなお店にも入る機会が増え、
色々なおいしい料理を頂くことが多くなりました。
一方で、時間を惜しむための食事も多くなり、
安い早いというようなチェーン店のご飯や、
手軽な持ち帰りの食事、
こういったものも増えていきました。

さらに進むと、やはり小さい頃から魚をよく食べていたので、
おいしい魚をたくさん食べるようになりました。
千葉の房総沖でとれた新鮮な地魚、
都会で食べる魚とは雲泥の差です。
「肉よりも魚」、まさにそんな感じではありました。

おいしいものには目がない、つもりでしたが、
実はほとんど食のことを知らない人でもありました。
味噌って何からできてるのか?発酵って何?
醤油ってそもそも何?白米と玄米の違いは?(別物?)
「三大栄養素」と言われても「は?」って感じ。
タンパク質と炭水化物の区別が付かない、
というか両方知らない。
塩分が高いとカロリーが高い、って思ってた、
てかカロリーって?

仕事柄に加えて超過勤務の嵐、運動不足に無知の食生活、
体は如実に反応します。
もともと体は強い方じゃなかったのかな。
オープンソース活動(DBFlute)で
プライベートの時間もほとんどつぶれ、
それはそれで良かったことですし、
(今でも)非常に有意義なことですが、
運動不足に拍車をかけたのは言うまでもありません。
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# 自然食との出会い
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時間を惜しむ食事をする中で、
それでもゆっくり外食できるときは、
おいしいものを食べようと色々なお店を探りました。
東京にはお店が一杯です。
千葉だとなかなかそうはいきませんね。

もともとタバコの煙がとても苦手です。
いやだと思いながら、なんとなくお店選びには
反映されてなかったのですが、
あるとき
「隣でタバコ吸われることが多大なストレス」
になっていると実感、
「なぜ他人の趣味的行為で、
俺がイライラしなきゃならないんだー」
と割り切って遠慮なく、
禁煙のお店を求めるようになりました。

すると、おいしいお店が多いことに気付きました。
今の時代はまだ、
禁煙飲食店の経営状況はとても厳しいものです。
それを乗り越えるコンテンツがないと生き残れません。
なので、良いコンテンツに出くわす確率が
高かったのかなと思います。
禁煙のお店が探せる「禁煙スタイル」
というサイトの発見も大きいです。
自然食のお店(ベジのお店やマクロビオティックのお店など)
も多く登録されていました。
自然とそういうお店にも行くようになります。
体が求めていたのかもしれません。

思い返せば、こどもの頃実家で食べていたご飯は、
生活クラブ(生協)の無添加の食品のもの、
千葉房総のおいしい野菜、
実はそういったものをよく食べていました。
やはり一人暮らししてから荒れ放題に。
疲れた体がそういった味を思い出したのかもしれません。
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# ベジ料理との出会い
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そしてよく利用するようになった自然食のお店の中に、

レインボーバードランデヴー (Rainbow Bird Rendezvous)

// レインボーバードランデヴー @中目黒 | jfluteの日記
http://d.hatena.ne.jp/jflute/20100710/1278767136

がありました。
オーガニック素材のベジタリアン食のお店です。
最初は全くそんなことはつゆも知らず、
ばくぜんと自然食という括りで、
おいしいご飯をもぐもぐ頂いていました。
オーガニックって言葉の意味も
理解してませんでしたね。ソイミートの唐揚げも、
しばらくしてから「まめー!?」って知りました。

ここでも、禁煙のお店はおいしいものが多い、
という理論が応用されました。
さらにベジのお店はマイノリティです。
単に、肉・魚・卵・乳・蜂蜜を使わないってだけでなく、
お店をやっていくには創意工夫が必要でしょう。
それが利用者としてはとても楽しかったです。
というか楽しいです。
おいしいご飯がここに存在する。
ということで、すっかり「ベジ料理好き」
という感じになりました。
これはある意味今でもそうです。

レインボーはさらに、オーガニック素材を使った料理、
そして、白砂糖は使わないというポリシーがありました。
これは厳密にはベジタリアンとは関係ありません。
が、重要な関連要素とも言えるかもしれません。
ここをきっかけに食自体にどんどん興味が湧いて来て...。
なぜなら、体調がとても良くなって来たのです。
もちろん、食事だけじゃなく適度な運動など
他の要素での改善もありますが、
食事も大きな要素の一つだと今でもそう思います。
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# 体の改善
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まず、自分が一人暮らししてからか、いつのころからか、
つまりあまり正確に覚えていませんが、
口内炎が多発するようになりました。
ガチって噛んでしまうと、
その傷が二、三日するとだんだんしみるようになってきて、
非常に不快なものに。完治するのに一、二週間掛かります。
しゃべるのもなんかつらくて、若干へこみます。
致命的な病気ではないので別に大事にはなりませんが、
地味にストレスに...。
口内炎のところをもういっかい噛んでしまったり、
トマト恐怖症になったり。

個人差があるでしょう。
どうやら自分は疲れると口が荒れやすいようです。
気付いたら口内炎がほとんど定期的に訪れるように...。
二ヶ月に一回、ひどいときは一ヶ月に一回、そういうペース。
口内炎に効くという薬(サプリ!?)も結構飲みました。
でもあまり効果はありません。
今思えば当然のことだったと言えるでしょう。

気付いたら、口内炎はほとんどできなくなっていました。
噛んで傷つけても直ってしまう。
「えー!?」って自分でびっくり。
以前だったら絶対にどんどん大きくなってきたのに...直る!
当然です。ビタミンB2,Aをたくさん摂るようになっていたので。
かつ、お肉を減らすことで自然と脂質摂取量も減り、
ビタミンB2の脂肪代謝による消費も抑えられるように。
論理的にも当たり前のことだったのです。

代表的でわかりやすい例として口内炎が挙げられていますが、
細かいところで改善が徐々にわかるようになっていったのです。
それがベジの料理が一つの要因になっている、
しかも、それはおいしい!
となればどんどん興味が湧くのがあたりまえ、
オーガニックの話(有機や自然栽培の野菜など)も白砂糖の話も、
納豆の話も玄米の話も、ローフード(リビングフード)、
マクロビオティックの話も、と発展していきます。

そこからは以前の記事の通り。
(本当は、記事になってない細かい話もまだまだあるのですが)

// 食生活の改善 (さようなら、口内炎) | jfluteの日記
http://d.hatena.ne.jp/jflute/20101009
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# DBFlute のため
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自分には、仕事がうまくいくのが人生の最大の楽しみ、
という側面があります。
この場合の仕事には業務も含みますし、
オープンソース活動(DBFlute)も当然含まれます。
仕事がそれなりにこなしてプライベートで人生を楽しむ、
あまりこういった器用なことができない人間でもあります。
つまり、人生を楽しむためには、
遠慮なく食の改善をして最適なプログラミング環境を整える、
それまでの食事を遠慮なく捨てることができる、
そういうところも変わるための障壁が少なかったと言えます。

寿司が大好きでしたし、
南房総のアジの開きは今でも最高の美味だと思います。
でも、いいです。
DBFlute を完成させたい、より良いものにしたい、
その方が遥かに強い、だから食の改善で、
少しでも目的を達成するために役立つのであれば、
遠慮なくそれらは
「(実際には食べたことあるんだけど)最初から無かったもの」
という扱いで自分の中で解決してしまいます。
(もちろん、程度の問題もあるので...
ベジ料理がおいしいもので良かった!)
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# すっかりベジに
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自宅では完全にヴィーガン、外でもできる限りヴィーガン、
つまり、いまや「できるだけヴィーガン」という感じに。

【追記: 2013/05/03】
イベント時など、それを食べることに意義があるときは
遠慮なく食べますので(でもできるだけお魚中心で)、
「日常ヴィーガン」って感じかも!?

一時的ではあまり意味がありません。でも継続は難しいもの。
バランス良く楽しくベジライフを続けられたらなと思っています。
さて、ここから先は「マイ ベジタリアン ポリシー」にて!

@ベジタリアン, ヴィーガン, ビーガン, 菜食, Vegetarian, Vegan
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