プライベートで一切勉強しなくても優秀になる七つのコツ

業務時間内における限りある技術のインプット...
いかにそのチャンスを増やすか?
いかにそのクオリティを上げるか?

限りある技術のインプットから、いかに技術のアウトプットを増やすか?

コツ市: 目にも止まらない早歩き早打ち

オフィスの中でもたもたしない。会議室へ移動したりトイレに行ったり、時間がもったいないので、(危なくない程度に)早歩き。思っている以上に時間をロスしているものですし、間が空くことで思考が途切れて効率に影響します。

プログラムを書くにしろ、文章を書くにしろ、早打ちバシバシバシ!書く行為自体に頭のCPUを取られないようにして、その分、作業のクオリティ上げることに、頭のCPUを使いましょう。

業務時間は8時間しかないのですから、急ぎましょう。業務時間内での技術のインプットに、できるだけ時間とパワーを割けるように。

コツ煮: 余計な立ち歩きをしない

オフィスの中ではできるだけ作業に時間を割り当て。途中でちょっとジュースやお菓子を買いにお出かけ、なんてしてる間はありません。

自分が必要としている水と食料を予測し、出社してくるときに計画的に買ってきましょう。(もしくは、家から用意して持っていきましょう)
買いに行かないとってなったら負けです。悔しがって悔しがって反省します。

たばこを吸わないに越したことはないです。業務時間内だけでも圧倒的に減らすなどの工夫を。効率よく優秀になるための我慢です。

立ち歩いたら立ち歩いた分だけ、業務時間内の技術インプットは減っていくのです。

もしくは、四六時中プログラミンの奥義を極めるか?

// 別にパソコンがなくてもプログラミングはできるよ
http://d.hatena.ne.jp/jflute/20170923/nopcpg

でも、この奥義↑ができるようになったら、プライベートでもめちゃめちゃやりたくなっちゃって、本末転倒かもしれませんよ。

コツ酸: 徹底して技能に着目する

技術だけじゃなく、技能に着目してみましょう。あなたが思っている以上に、人は最高効率の良い判断をしているわけではありません。

デバッグして解決したら...
「あそこでこう考えてたら、もっと早く解決したのでは?」
「なんで思いつかなかったのか?なぜ?次はどうすれば?」

質問してあれこれやり取りしたら...
「もっとこう説明してたら、すぐに話が伝わったかも?」
「話をスムーズに進めるために事前に準備すべきことは?」

ハマってしまって時間を費やしてしまったら...
「なんでハマってしまったんだ?何に着目すべきだったか?」
「こんど似たような場面があったら、どうしたらハマらない?」

四六時中こんなことを考えて反省しては実践しての繰り返し。技能は知識ではないので、わかっていてもできないので、身につけるのです。体に染み込ませるのです。何日も何ヶ月も何年も、地道に積み重ねるのです。

優れた技能は、あなたの業務時間における、技術のインプット・アウトプットの効率性を大幅にアップさせるでしょう。

技能って?例えば、以下のブログたち、全部片っ端から読んでみると良いでしょう。

// 答えよりも答えを導くプロセスを
http://d.hatena.ne.jp/jflute/20110530/1306729010

// 実装方法よりも機能概念を
http://d.hatena.ne.jp/jflute/20110531/1306825539

// 質問のコツその一: なんでその質問してるのか?も伝えよう
http://d.hatena.ne.jp/jflute/20170611/askingway1

// 問題分析と問題解決を分けることがハマらない第一歩
http://d.hatena.ne.jp/jflute/20170712/analysissolving

// 逆にテーブルスキャンもできなきゃね
http://d.hatena.ne.jp/jflute/20150112/tablescan

// デバッグパターン: うごかない、ほかうごくなら、ただひかく
http://d.hatena.ne.jp/jflute/20180811/comparingdebug

// 論理的矛盾が発生したら、思い込み前提を探す
http://d.hatena.ne.jp/jflute/20180831/contradictionstep

コツ読ん: 信じられないほど早いレスポンス

技能の一つかもしれませんが、特に重要なので。
とにかく以下のブログの通り:

// レスポンスのある人は信頼される
http://d.hatena.ne.jp/jflute/20170828/responsetrusted

驚かれるような早いレスポンスは、あなたの技術のインプットのチャンスを増やします。クオリティも上がるでしょう。

それらは信頼できる大きなアウトプットにつながります。そのためには、早歩きも早打ちも必要です。効率の良いメールマネジメント、チャットマネジメント、質問や回答の一つ一つの言葉の精度も大きなポイントです。

コツ呉: 時計ですか?ってぐらいの時間意識

99%の人は、時間感覚に悩みます。

どんな作業でも制限時間はあるはずです。それをしっかり見極め、作業中も時間感覚を忘れず、終わりから逆算して「いま何をすべきか?」を考えます。

それにより、現実的な判断ができるようになり、より早く問題解決につなげることができて、インプットの時間確保、アウトプットの効率化につながります。

細かい作業も常にタイマーが耳元にあるかのように作業し、時間内にできなかったら悔しがります。なぜだ!自分の作業が遅いのか?見積もりが甘かったのか?ついついのめり込んでしまって時間を忘れてしまったのか?しっかり分析して次はそうならないようにトライします。

正確な作業見積もりを出せる人なんてなかなかいません。プライベートでガンガン勉強していても、この辺の感覚はなかなか鍛えられるものではありません。だからチャンスです。

異常なほど発達した時間感覚は、あなたの業務時間内の技術インプット・アウトプットを、充実させるでしょう。それは仕事上の信頼にもつながります。

コツ録: 引くほどのギラギラ集中力

人は、思っているほど集中力を出し切れていません。

集中力というのは体(脳)に負荷をかけるものなので、ストレス軽減のために人は自然と回避しようとします。8時間という業務時間できるだけ集中力は薄めて、最低限のことだけをこなすようにしてしまいがちです。(と思ってます)

それに気付かず、集中力70%くらいの状態で、自分は最大限やっていると思い込んでいるかもしれません。集中力の上がり下がりも同様に疲れるものなので、70%くらいでずっと安定させてしまっているかもしれません。

もし、あなたがオフィスのエレベーターホールで、エレベーターが開いたら本物の「虎」が降りてきて、睨みながらこちらに歩いてきたとしたら?あなたは信じれられない程の集中力を出すと思います。70%なんて節約してる場合じゃないでしょうから、一瞬で100%に沸騰するでしょう。

その集中力を業務時間に発揮できれば...

ただ、集中力100%というのは、特別な状態です。8時間はおろか、30分も続けることはできないでしょう。なので、100%と言わなくても、90%, 95% をコンスタントに出せるくらいの状態、それを8時間キープして作業することで、あなたの業務時間内の技術インプット・アウトプットは、果てしなく向上するでしょう。

その状態は、おそらく周りの人からすると結構怖い状態です。目つきは鋭く近寄りがたいムードを出しています。ギラギラ。。。それでいいのです。

90%, 95%でも、相当に疲れると思います。ここで言う「相当に」というのは、危険なレベルくらいのものを指しています。リスクはあります。ただ、集中力もトレーニングです。

集中力を自分でコントロールできるようにする

これを一生かけて追求していくのです。

集中力は、これまで紹介した「コツ」を成立させる最大の土台です。「集中力を高める」というスキルアップの選択肢、忘れられがちですが、すべてはそこ次第かもしれません。

コツ菜々: 突き詰める体調管理

業務時間の8時間しかインプットができません。一生懸命、時間単位でインプットを積み上げてきても、風邪を引いて8時間がパー、というのは最大のリスクです。有給休暇でお金は減らないにしても、寝込んでいればプライベートにも還元ができず、それこそ最大の人生の時間の無駄遣いです。

体調管理こそ、プライベートで勉強せず、業務時間内だけで優秀になっていくための、最大の根本と言えるでしょう。

「悪い状態」を避けるというだけではなく、「普通の状態」と「とても良い状態」とでは、作業効率に大きな差を生みます。

自分の体調に敏感になって、なんとしても「とても良い状態」を生み出すのです。体調は、集中力に大きく影響します。つまり、体調次第でコツたちのクオリティが変わるのです。

プライベートでの好きなスポーツ活動、それは業務時間を効率化するためにもつながる体調管理かもしれません。

体に良い食事、その食べ方や品質の高いものを追求し、あなたがおいしいと思える形にして栄養を摂取。体の内部のバランスを整えます。

質の良い睡眠、フィットする枕やマットレス、遠慮なくお金をかけましょう。コツたちを実践していくと極度に疲れるでしょうから。

プライベートの充実と業務時間の充実は、必ずしも反比例するものではありません。

中には比例するものもありますから、それを探して狙って向上させることで、プライベートと業務時間の両立させることができるのです。

Aさんへのアドバイス

// 「プライベートでは一切勉強したくない」
// と言っていた社員のこと | AXIA
https://axia.co.jp/2018-09-07

> 入社当初は会社でみっちり研修を受けられましたので...
と書いてあるので、しっかりと研修制度がある上での話のようですから、すごく説得力のあるブログだなと感じました。(一日も研修期間を設けずにプライベートで勉強しろ、と言っているのとは大違いですから)

jfluteが顧問させて頂いている現場でも、経験者である中途社員やパートナーであっても、二週間のjflute特別レビュー付きのカリキュラムを用意するなどしています。(定期的な勉強会も開催していたりします)

さて、もし自分が "A" さんの相談を受けたら、どうするだろう?...ブチ切れてしまうか!?
うーん。。。

真摯に対応ができるかどうかはわかりませんが、Aさんが自ら相談をしてくれたというところに、わずかな救いを見出せるかもしれないとは思い、今回コツとしてちょっと整理してみました。

逆に大変かも!?って思うようなところもありますが、「チャンスはあるよ」ってところです。8時間終わったらどっぷり疲れるでしょうが。

単純に理想はほど遠い

「なぜプライベートで勉強しないといけないのか?」

o 業務の多くがアウトプットでインプットは少ない
o 業務で得られるインプットは偏っている
o 優秀になるためにはもっとあれこれ...(略)
o (他あれこれ月並みに...)

「じゃあ、会社でそれら学べるようにすべきでは?」

必ずそういう話になると思います。jfluteとしては、「半分は賛成、半分は無理」というところです。

先の通り、すでに研修制度を設けたり時間を与えたり、現場フィットの機会を設けているところはあります。その方が、総合的な業務効率が高いと判断しているからです。

「えっ、じゃあ...?」

でも、例えば...
(多少経験あるはずの)中途社員やパートナーに、"半年ずっと勉強のみでアウトプット無し" は無理でしょう。未経験者の新卒であっても、一年二年とその状態は厳しいかと。(そもそも、それが効率の良い時間の使い方かどうか疑問も)

10年単位の総合的な業務効率で言うと高いかもしれませんが、この1年の収支はハチャメチャになって会社が成り立たないでしょう。会社は営利団体なので、"お金" という限られた体力の中で、運営をしていかないといけないわけですから。

また、ITエンジニアだけ特別扱いするわけにもいかないでしょう。勉強(習熟)が必要なのは、営業だって総務だって他の職種も同じだと思います。多少の程度の差はあったり特徴の違いはあるでしょうが、追求して効率化したいことには変わりません。そのための時間が欲しいのには変わりません。

もし、営業の方々が、会社の評判を下げないためにと、確実な営業方法の発明やトークのトレーニングなど、実際の営業は一切やらずに半年かけて研修するとして、それで売上がなくてエンジニアの給料が下がるとしたら?それで納得しますでしょうか?納得しないのなら逆もしかりです。

優秀なエンジニアになるための勉強を、すべてが業務時間でまかなえるのであれば、それは素晴らしいことですが...でもそれはまだ理想です。様々な障壁があることでしょう。

その理想を実現すべきというのであれば、自ら社長やCTOになり、いや、政治家になり、社会全体を改革していかないといけないでしょう。

研修自体の追求を

それでも、まったくゼロの状態は、直近の業務効率にも影響をするので、営利団体としての営利を追求するための行為として、多少の研修期間を納得できるレベルで提供するのです。

実はこれだけでも、画期的なことだと思います。10年前、そこに投資できる会社はほとんど馴染みがありませんでした。jfluteが相談をしたとき、三日でもつらい、一日だけならなんとか...いやダメ。そんな感じでした。新卒研修以外の研修という概念がない。でも今、少しずつでも世は変わって来ているとは思います。

業務で提供する研修というのは、プライベートでは得られない体験になります。研修での技術好奇心の刺激や意識改革が、プライベートでの自然な勉強行動にもつながります。プライベートでの勉強のきっかけを与える研修、そういった役割もあるかと思います。

研修のやり方次第です。

なので...
全部プライベートで勉強すべきだ!
全部業務時間内で勉強するべきだ!
という0/1ではなく...

両方をうまくコラボレーションすることで、本当に効率の良い成長を得ることができるだろう。

というか、大きな改革をする力がないのであれば、まずはそういったところを目指していきたいなと。

"信頼のできる論理的なバックグラウンド" に、"費用対効果の良い実際の成果"、それらがあれば営利団体は動いてくれます。

そのために、研修のクオリティを高めること、そしてその研修の成果を際立たせること、jfluteはそれを日々追求しています。
特に、コツの一つの "技能" は重点を置いています。業務時間内の技術インプットの向上にもつながる研修を。

もし、理想を主張するのであれば、そこの少しでも近づくための行動をしていきたいです。

どのみちじゃん

まあ、プライベートで勉強するしないに関わらず、優秀になるためにはやっていったほうがいいことですね。

いずれにせよ、大人になっていくと、家庭の事情など、どうにもできないレベルで、プライベートの時間が削られていくものです。
今後、そういった方は増えていくと想像します。

そのためにも、若いうちから、このブログでの「コツ」たちを意識していくことで、限られた時間 (業務時間など) で、継続して成長していく土台を作っておくと良いでしょう。

...

また、どんどん多様化していっています。エンジニアをやりつつ、プライベートでは別の勉強(活動)をしている、そんな人もいるでしょう。

単なる趣味ではなく、自分のために必要な別の勉強であれば、エンジニアとしての直近を支える技術力は、なんとか業務で得ていきたいと考えるところです。そういった人たちにも通じる話かもです。

※プライベートでは英語の勉強をひたすらやっているとか...

...

にしても、「プライベートでの勉強を危ないほど奨めてるjfluteが、なんちゅータイトルのブログを!」って思われた方もいらっしゃったかもですね(^^。いやまあ...

これらコツたちを業務時間でもプライベートでの勉強でも、両方で実践したら最強じゃないですか?

さて、次は、「プライベートで勉強したいけど、なかなかできないでいる人」に向けてのブログを書こうかと思っています。人の悩みって、本当に様々ですよ。