Eclipse: キャメルケースの補完奥義

一言で言うと、
「補完中にキャメルケースの大文字部分で絞込み」
です。

えらい細かい部分の話ですが、自分としては最高にうれしい機能です。
最近のEclipseから入ったようです(厳密には不明、3.3には確実にある)。

例えば:

 B. aaaaaaaaaaBbbbbbbbb();
 C. aaaaaaaaaaCccccccccc();
 D. aaaaaaaaaaDddddddd();
 E. aaaaaaaaaaEeeeeeeee();
 F. aaaaaaaaaaFffffffffffff();

というメソッドがあったとして、「Cメソッド」
を呼び出したいとします。(例はかなり極端です)

Eclipse上で補完する際に、まず「a」と打ちます。
すると上記5つのメソッドが候補に挙がります。
その後、「Cメソッド」に絞込みたいのですが、
絞り込むまでに「a」を残り9回打ち込んだあとに「C」を
打ち込まなければなりません。それはあまりに効率が悪いです。
5つだけならカーソルキー + Enterで選んじゃえば良いのですが、
もっとたくさん候補があって選ぶのがつらい場合もあります。

そこで、
「補完中にキャメルケースの大文字部分で絞込み」
の機能を使うと、
最初の「a」を打ち込んだ後、「C」と打ち込むだけで。
「Cメソッド」がHITして候補を決定することができます。

地味ですが、これを極めるとすごくプログラミングが速くなります。
大文字部分だけ感覚的に覚えていればとても速く選択が可能です。
最初ちょと慣れが必要ですが、できるようになってしまえば
Eclipseでの実装がさらに軽やかになっていきます。

標準APIなどの短いメソッドではあまり効果はありませんが、
主にはDBのテーブル名とかカラム名とかがそのままメソッド名に
なっている場合などとても有効です。
DBFluteだと、「setMemberId_GreaterEqual(...);」
を補完するのに「setMIGE + Enter」で一発補完できます。
先頭の大文字を「M・I・G・E」と「リズミカル」に追って行くのがポイントです。
「addOrderBy_MemberId_Desc()」も「addOBMID」でいけます。

これは、メソッドの補完だけでなく、Shift + Ctrl + Tの
クラス名検索でも同じです。「*」の代替な感じです。
自分はよく「AbstractBehaviorWritable」とかを検索しますが、
「ABW」と打てば一発で検索できます。
それでも他のクラスの検索ノイズがひどい場合は、
「AbBeWr」というように小文字部分と組み合わせると良いです。

個人的には、とてもとてもお奨めの機能です。
Eclipseを利用されている方はぜひとも活用してみて下さい。

追記:
DBFluteのドキュメントでも記載しています。
 -> キャメルケースコード補完 | DBFlute