ナチュラル・ライフ・マーケットに行ってきました

ちょっと前の話(今月頭くらい)ですが、
ナチュラル・ライフ・マーケットに行ってきました。
場所は、いすみ市。どこっ!?って思われるかもしれませんが、
すぐ隣の大多喜町は、ベジタブルガーデンがあるのでよく
訪れるのですが、自分も初めて訪れた千葉県のとある地域です。

主に千葉県にある自然食系のお店、農園、セラピーのお店など
が集って出店されたイベントで、料理教室や講演などもありました。

必見なのは、
ブラウンズフィールドの中島デコさんの料理教室、
そして、ナチュラル・ハーモニーの河名さんの講演。
#
# 中島デコさんの料理教室(ライブ)
#
必見と言いつつ、自分はあまり料理しないので、
途切れ途切れで聞いてて、主に連れが聞いてました。
自分はあまり良く知らなかったのですが、マクロビの
世界では有名な人で、すごい人数の方々が熱心に聞いて
おられました。ライブで出てきた車麩のカツは、
後でブラウンズフィールドのブースで食べました。
とてもおいしかったですね(並んで買ったかいがあった)。
#
# ナチュラル・ハーモニーの河名さん
#
内容は、自然栽培の紹介、という感じでした。
自然栽培とは、なんだ!?と思われる方が大勢だと
思います。有機栽培なら聞いたことあると。
栽培方法を大きく三つに分けると:

A. 化学肥料ばりばり栽培
B. 有機栽培
C. 自然栽培

(専門ではないので、以下、あくまで素人が
個人的に(頑張って)理解した内容です)

"A" は、現代ではよくある栽培です。
多くの人が特に説明なくあまり良いイメージを
持たないかと思われます。

"B" は、最近よく聞く言葉で、
多くの人が健康に良いというイメージを
持つのではないかと思われます。
(厳密な意味に関しては Wikipedia などで)

"C" は、肥料すら使わない栽培方法で、
その土地の土をポテンシャルを引き出して、
おいしい野菜を作る、というような感じです。
(厳密には、ここでは語り尽くせないです)

講演のポイントは、"B" も "必ずしも" 良いもの
とは限らないということ。硝酸性窒素バリバリの肥料は、
結局、土を痛めて長続きしない。人間で言うと、
肩こりだらけの体、のような土。
また、窒素は野菜の葉っぱに集中するので、
(葉野菜だと)人間の体内に入ってしまう。

さらにもう一つポイント、"C" で作られた野菜は、
腐らずに枯れる。害虫などの被害も受けにくい。
根っこが強いので風にも強い。などなど。
人間で言うと健康たくましい体、のような野菜。
(その代わりやはり手間は色々と掛かるみたいで)

とっても、勉強になりました。
自分は専門家ではないので、だから実際にどうなのか!?
ってのはあまりコメントはできないのですが、
講演の中でとても印象的な話がありました。

一つ例にとって、例えば、玄米菜食。
玄米を食べるのは結構だけど、その玄米のクオリティは?
クオリティの低い玄米と、クオリティの高い白米、
だったら、どっちが良い?その日の体が玄米を欲して
ないのに、"玄米を食べるんだ" と決めてかかって、
クオリティの低い玄米を食べてしまうケースがある。
カテゴリにとらわれて、本当に求めているものを
見失ってしまうことがあるので注意。ということ。
(決して、玄米が悪いと言ってるわけではないようです)

話を聞きながら、二次元のカテゴリに当てはめちゃって、
全然浮世離れした議論が、システム業界にもあるなぁと。
例えば、トランザクションスクリプトが良いにしろ、
ドメインモデルが良いにしろ、どちらにせよ、
それで採用するフレームワークのクオリティはどうなの?
というところ。

o 劣った(と定義される)方式で、
  とてもクオリティの高いフレームワーク
o 優位な方式でクオリティの低いフレームワーク

さて、どっちが良いでしょうか。
議論するなら、そういう面も踏まえて、かつ、
現場とのフィット感も含めて、そして最終的に
総合的な判断をする必要があります。
さらには、答えは 0 or 1 じゃないわけですし。
0.7 ぐらいが落としどころだったりもするわけで。
似たような話でDBFluteも巻き込まれることもあります。

ってな感じで、その講演の話をフレームワークに
置き換えて考えてたのは、その会場で自分一人
だったと考えられます。