本屋んずおん

久しぶりにほんやー

先日、久しぶりに本屋に行きました。
ずらりと並んだ技術書、なかなかの圧巻です。

眺めているだけでちょっとワクワクします。
気になるタイトルを、ふと手にとって、

「おおぉ、ああいいなぁじっくり読みたいなぁ」

とか

「はい、次」

とか、
まあ、いろいろね(^^。

で、結局、
買おうと思っていた本とは別の本も買ってしまいました。
今回は、累計8000円

よく帰り道に連れてってもらった

よく、新卒一年目、二年目、
師匠と一緒に仕事の帰りに本屋に寄りました。

師匠「ちと jflute くん、本屋」
jflute「はい!」

四谷の小さな本屋でしたが、
ちょうど帰り道にあって、
技術書コーナーもちゃんとあって、
もくもくと眺めたり、

「ああ、これはねぇ、これこれこういうやつで...」
「ああ、この本はいいねー、これはもう...」

と、師匠の本語りをよく聞いていました。
それで知った技術もあるし、
それで買った本もあるし。

本屋、その中の棚、本の並び、背表紙の並び、
それら物理的な配置とそこで知った技術が結びついて、
加えて、師匠の語りがコラボして、
それらは、

すごく立体的な記憶

として残っています。

まあ、いま記憶があるかというと、
もちろん10年以上前ですから曖昧ですが、
そのとき、技術を学ぶためのきっかけとして、
すごく土台になったなぁって感じるのです。

技術世界の全体像が見える!?

その後、成長した後も、本屋に時々訪れていました。
もっと大きな本屋に行って、端から端まで、
背表紙を眺めて、世の中どんな技術があるのか?
って。

なんか、本屋の棚の並びが、
「そのまま技術世界の全体像」
みたいな感じで、
こういう分野、こういう分野、
そういう風に物理的なもので追っかけられる。

実際に「られる」かどうかは別にして、それが好きなんですね。
本屋を出ると、なんだか成長したぞーみたいな錯覚笑。
スキルが上がるわけじゃないですが、
なんかモチベーションは上がりますね。
技術欲がすごく刺激されるような気がします。

ネットの時代ですよね

まあ、昨今だと、インターネットの情報が豊富になり、
やはり本屋に行くことは少なくなりました。

流行り廃りで本も技術についていくのが大変なので、
技術世界の全体像という意味でも、
少し薄れたところはあるかもしれません。

一方で、ずっと使える良い本ってのは増えた気もしたり。
実際どうだかわかりませんが、変わりましたよね。

本屋でハンズオン!?!?

でも、やっぱり本屋は本屋で得られることあるかなって。
なので、二、三年前まで、
よく若い人を連れて本屋に行ったりしました。

本を手にとって、
「ああ、これはねぇ、これこれこういうやつで...」
「ああ、この本はいいねー、これはもう...」

本屋の連れて行ってもらった記憶の中の師匠と、
同じ自分がそこにいたりします笑。
(but but but、師匠ほど、
ぼくは魅力的な人間ではないのが残念過ぎる...T_T)

最近は、すっかりご無沙汰ですね。
物理的に距離があり、時間も使うので、
忙しい若者を誘うのはためらいます。

そもそも本屋に行くことが楽しいと
思う人も減っているでしょう。
別に、各自インターネットで
情報を得ればいいのだろうしね。

ただ、

オフィスではないところで会話する、
技術話とかスキルアップ話ってのが、
すごく記憶に残ってるのです。

そしてそれは、
自分の成長につながったなぁとしみじみ。

別に俺の話はもう聞かなくてもいいけど笑、
すでに先輩の人、これから先輩になる人、
別に本屋でも本屋じゃなくてもいいけど、
何かそういう「空間」を大切にしてくれたら
嬉しいなって。

成長は「人と人との間」に生まれるから。
それを華やかに演出するのは空間。

...
...

とまあ、久しぶりに本屋に行ったら、
やっぱりおもしろかったので、
「まあいいや、俺もう一回ここで成長しよう」
と初心に返って、
時々またフラっと足を運ぼうと思います。