わけわかんないレビュー会こそスキルアップの場

特に若者、レビュー会のとき何をしていますか?

...

「いや、レビューしてますよぅ」

そうですか...

ホントに?

なんかメールチェックしてたりしませんか?
メール返してたりしませんか?
自分の仕事やってたりしてませんか?
Twitter見てたりしませんか?
まんが読んでたりしませんか?

...

いやべつにそれがダメだと言いたいのではありません。
そんな月並みのこと書いてもしょうがない。

ダラダラしたレビュー会であまりに退屈だから、
三国志60巻を会議室に持ち込んで読み切るとか、
したくなる気持ちわかります。
レビュー会はレビューワーが考える時間も必要だから、
なんだか間が空きがちですしね。シーン...って。

レビュー会を開催する方は、
そういう人が出てこないようにファシリテートしていく
必要がありますし、そのために色々と選択肢はありますが、
今日はそういうことを書きたいわけじゃないです。
(それはまた別途エントリ書いた方がいいかな)

...

レビュー会に参加しまーす。
でも、自分はレビューイーではないけれど、

「レビューできるほどスキルがない」

というか、

「レビューするための業務的・技術的な前提知識がない」

もーわけわかんない、でも、その場にいる。

...

というときに、どうしたらいいか?

他の人のコードが見れるチャンス

レビュー会は、他の人のコードが見れるチャンスです。
別に普段も見ようと思えば見れる環境かもしれませんが、
きっかけがなければなかなか見ないですよね。

だから

ソースコードリーディングやってる

と思えばいいのです。
わからなくてもとにかくインプット。
「あれはなんだろう?これはなんだろう?」
ひたすら思考を巡らしましょう。

説明されてるコードだけじゃなく、
画面に写っているコードは、
じゃんじゃん目に入れていきましょう。
その分、コードを追う力が付きます。

家に帰って一人でコード読んだりなかなかしないですよね?
(して欲しいけど)
であれば、レビュー会はスキルアップの大チャンスですよ。

他の業務を知るチャンス

大きなプロジェクトであればあるほど、
他の業務のことなかなか知ることができません。

「へー、こんな機能あるんだー、
こんなことやってるんだー」

エンジニアにとって、
業務を理解するって精神的になかなか
つらいものですよ。(多くの人が)
効率良く知っていければいい。

レビュー会は「業務理解の場」になります。
家に帰って一人で業務を理解しようとなかなかしないですよね?
(さすがにあんまりいないよね...)
であれば、レビュー会はスキルアップの大チャンスですよ。

発表の仕方、伝え方を知るチャンス

レビュー会は、講師がしゃべるわけじゃありません。
わりと自分と近い立場のレビューイーが発表します。
(レビュー会のやり方いろいろありますが...)

ある意味、上手・下手のギャップがすごく激しく出ます。
普段な講演会だとか勉強会だと、
大抵は慣れている人が前に立ってしゃべりますが、
レビュー会はそうもいきません。

ギャップを見るチャンスですよ!

こう伝えると伝わりやすい、
逆にこうだと伝わりにくい、

レビューイーが次から次へと変わっていきますから、
比較もしやすい、自分とも当てはめやすい。

レビュー会は「観察できる貴重な場」です。
家に帰って一人でレビュー会をやろうとはなかなかしないですよね?
(絶対にいないでしょ)
であれば、レビュー会はスキルアップの大チャンスですよ。

どれだけ集中力だせる?

jfluteは、
多くの人のスキルアップ相談を受けていますが、
すべての人の Problem があります。

「時間がない」

です。

年齢を重ねれば重ねるほど、
人生のイベントも多くなり、
関わる人も多くなり、
どんどん時間は少なくなってきます。

いかに効率良く時間を使うか?

それがすべて。
短い時間でどれだけ多くのインプットするか?
以前のブログ「独学のきっかけ」でも書きましたね。

効率の良い努力をする努力した人が成功する

...

なかなか自分が役立てないレビュー会、
なんだか間延びして退屈なレビュー会、
ぼーっとしているよりかは内職してた方が...

と思いがちですが、

レビュー会でしかできないことがあります!

なので「インプットの場」という割り切りで、
最大の集中力を出してみてはいかがでしょう?

...

レビュー会自体がダラダラしてようが、
気にせず「自分が成長するんだ」と、
目をギラギラさせてインプットすればいい。
周りの人とは時間の進み方が違うと思って。

その繰り返しが、
本当にレビューワーとして役割を果たすことができる
スキルを身につけるのです。