ローフードとは?

@ローフード, Raw Food, ベジタリアン, ビーガン, ヴィーガン
ベジタリアンについては、以前の記事で紹介しました。

レインボーバードランデブー @中目黒
(ベジタリアンについての説明あり)
http://d.hatena.ne.jp/jflute/20100710/1278767136

今度は、今(ちょっと)話題のローフードについて。
48度以上の加熱をしないで調理された料理で、
リビングフードとも呼ばれます。
要は「生」の食事と言って良いでしょう。
(厳密には材料によって40度そこそこの加熱はOK)

さて、なんで?そんなことするの?
というところですが、
これは「酵素栄養学」に則っています。
これ自体は色々と細かい論理が存在しますが、
主要なポイントだけをすごく単純な説明をしてみます。
(あくまで素人の理解です)
まず、人間の体内で行われるとても基本的な活動
「消化」「代謝」では、「酵素(エンザイム)」が必要です。
酵素は体内で生成され、消化と代謝に割り当て
られます。「消化酵素」「代謝酵素」と呼びます。
但し、体内で生成できる酵素は限りがあると言われ
ています。また年を取ると減るとも言われます。
消化酵素に多くを割り当てると、代謝酵素が減ります。

もう一つ、「食物酵素」というものがあります。
これは食物自身が持っている酵素です。
食物酵素をうまく利用すれば、代謝に割り当てる
酵素の量を増やすことができます。
但し、食物酵素は加熱すると機能しなくなります。
よって、食物を加熱しないで食べることで、
代謝の恩恵を受けやすくなるのです。
(代謝が良いと何が良いのかは一般的な話なので、
自分が言うまでもないでしょう。色々と良いことあると)
また、そもそも消化が悪い人にとっては、
消化活動を促進する助けにもなります。

{用語 by Wikipedia}
代謝 = 生命の維持のために有機体が行う一連の化学反応
酵素 = 生体でおこる化学反応に対して触媒として機能する分子

ちなみに「ローフード」という言葉には、
厳密にはベジタリアンという意味はありません。
"Raw Food", 生の食事ということなので、
そのままの解釈だと魚の刺身も含まれます。
但し、「ローフード」と言った場合、多くは
ベジタリアン、しかもビーガンであることが前提に
なり、厳密に「ロービーガンフード」と呼ばれる
こともあります。

しかしながら、全部の食事を「ローフード」にするのは
かなり敷居が高いです。ただでさえ、ビーガンを
貫くのも大変なのに、加熱をしないって...
米は炊いてはいけません。大豆をゆでてはいけません。
暖かい飲み物はいけません。加熱殺菌された食品は
いけません(製品によるかもだけど豆乳とか)。
何を食べるんだ!?と思われるでしょう。確実に思います。
これが実際のローフードのお店に行くと驚きます。
しっかりとした食事が出てきます。
生野菜が中心なのは想像通り、ポイントはナッツ類。
ナッツパテと「のり」を利用した生野菜の巻き寿司、
くるみとスプラウトのサラダ、果物と野菜の
フレッシュジュース。工夫がそこらに見え隠れします。

ローフードを始めた人は、やっていく段階で、とても
体調が良くなっていくのを感じたと聞きます。
(もちろん、個人差はあるでしょう)
冬はつらくない?と真っ先に感じますが、酵素の力で
消化も代謝も活発になるので、体は暖まると言われます。
ただ、ローフードのレストランは少なく、また値段も高い
ので、普段の生活で敷居が高いことに変わりはありません。
なので、全ての食事をローフードにするのではなく、
「朝だけローフード」とか「食前に生のものを食べる」とか、
生活の一部にだけローフードを取り入れるというやり方も
推奨されています。
(食前20分前とかに生のものを食べると、酵素が胃に
解け出して、その後の食事の消化を助けると言われます)

先ほど「果物と野菜のフレッシュジュース」とありましたが、
これを個人的に「ロースムージー」と呼んでいます。
(正式な呼び名じゃないかと...なんとなく通じるかなと)
これはとても簡単。ミキサーがあればOKです。
ロージュースとも呼んでいいかも!?
これなら「食前に飲む」ってのも違和感ない感じなので、
「ロースムージー」から始めてみる、ってのも良いでしょう。
実は、自分は最近はずっと朝は「ロースムージー」です。
これについては、また別の記事で書きます。
ローフードですが、食事まるまるローにした場合、
個人的にはちょっと「タンパク質」をどうやって
摂取したものか、と考えます。ナッツや「のり」に
タンパク質が含まれているとは言え、そんなにたくさん
食べるわけではありません。大豆・小麦はどうしても
生で食べるのは難しいです。(まだ、勉強中です)

また、低カロリーはとても良いのですが、低カロリー
過ぎてエネルギーが足りなくなるような気もします。
ただ、これは(かなり)個人差があるでしょう。
実は、代官山でローフードランチを食べた後、
猛暑の中を自転車でガーデンプレイスまで走って、
(しかも結構遠回り...)その後、色々買い物で至る所を
歩き回っていたら、ものすごくお腹がすいてしまいました。
1, 2時間前に食べたばかりなんだけどーって感じで。
(ランチメニューだけじゃなく、ロージュースも飲んだ)
食事のエネルギー量を考えると、タンパク質・糖質・脂質、
多くは含まれていない感じがするので、猛暑サイクリングで
一気に消化してしまったのかも(すげー汗だくでした)。
(あと、自分はもともと代謝が活発な方かな)
ローフードランチの後、室内でおとなしくDBFluteの
プログラミングとかであれば、別にそんなことは
ないかもしれません。生活スタイル次第とも言えます。
アメリカでは、ローフードという言葉は、
大抵の人は知ってると言われます。
(実践してるしてないに関わらず)
日本では、まだ相当知名度は低いでしょう。
というか、「ビーガン」と聞いてピンと来る人も
そもそも少ないでしょう。

ただ、本屋に行けば、食事コーナーには
ローフードの本が前面に置いてあることも多く、
有名人もローフードを実践してる人がいたりするので、
徐々に知れ渡って来てるような気もします。
TVのCMで、村上農園さんの「ブロッコリースプラウト」
が宣伝されてたのがびっくりしました。直接、ローフード
ってわけじゃないですが、このスプラウトはローフードに
とっては、とても重要なポイントになる食材です。

自分は、とりあえず「(食前の)ロージュース」とか
「(食事の最初に食べる)ローのり巻き」とか、
食事の一部で取り入れる無理の無い形でアクション
しています(していこうかと思っています)。
また、関連記事を書いていきますね。