映画「セヴァンの地球のなおし方」を観てきました

久しぶりに映画館で映画を観てきました。
恵比寿ガーデンプレイス東京都写真美術館の一階、
ここに映画館があるとは知りませんでした。

セヴァンの地球のなおし方
 -> この映画の公式サイト
 -> アップリンク・アースライフ・シリーズ特集上映

ぜひ多くの方に観てほしいなと思う映画でした。
印象的なポイントが二つ。
一つは、農業の話が多かったこと。
地球環境の話をする上で、現代農業のあり方が
重要な位置にあることを示しているのが伝わりました。
農業従事者の方もいらしたようで、そういった方にも
とても興味深い内容だったようです。
(観賞後のトークショーの感想発表にて)

厳密には、有機農業から先の問題はたくさんあるはずで、
さらに色々なことを考えて行く必要があると思いますが、
少なくとも問題提起としてのメッセージは十分伝わりました。
肥料の話 (輸入問題など) に関しては、
このブログ(コメント欄)で既に話題になったことがあります。
 -> 自然栽培の野菜の紹介 | jfluteの日記
もう一つは、現実的なメッセージだったということ。
普段、目の前の忙しい生活を過ごしているだけだと、
やはりどうしても「地球環境の話」って、
「地球のため」という漠然とした概念だけで思考が止まり、
その先の深いことを考えるところまで頭が回りにくいものです。

ですが、この映画では、というかエヴァンさんや
フランスの..(一杯登場人物が出てきて忘れ)..方の、

人 (子供たち) が地球上で生き続けるためにも、
他の生き物や自然を大事する必要がある

というメッセージが明確に出ていて、
すごく世に受け入れやすい内容だったかなと。

親になること、これが人が環境問題を真剣に考えるための
最後の希望(だっけかな...言葉を正確に覚えてないですが)、
というのが本当に「悲しくも希望的な現実」と感じます。
また、この映画はベジの話は全く関係してきませんが、
フランスの学者の話で
「お肉を食べるのを少し減らせば多くの飢えた人を養える」
という言葉、そして、誰かが言った(登場人物が多くて...)、
「一生懸命作ったトウモロコシも、ケージに並べられた
家畜のエサだろ」みたいな言葉が、ベジタリアン(ヴィーガン)の
モチベーションの一つ「環境保護のため」を思い出させます。
 -> マイ ベジタリアン ポリシー | jfluteの日記
どうやって直せばいいのかわからないものを、
こわし続けるのはもうやめてください!
(If you don't know how to fix it,
please stop breaking it)

これは、自分の中で一番印象に残った、
セヴァンさんの伝説のスピーチの中のとある言葉。

根本を完全に捉えていて、地球という大きな話にも、
もっと身近な生活や仕事の中でも通じる言葉だと。

// セヴァン - 環境サミット1992 | You Tube
http://www.youtube.com/watch?v=XjlUyVnDGIA

追記 (2011/09/13):
同じ監督の前回作も観ました。
 -> 映画「未来の食卓」を観ました | jfluteの日記