映画「未来の食卓」を観ました

観てきました、じゃなく、観ましたなので、
映画館ではなくDVDで家で観ました。
恵比寿で「セヴァンの地球のなおし方」を
観てきたときに買ってきたのです。

// 映画「セヴァンの地球のなおし方」を観てきました | jfluteの日記
http://d.hatena.ne.jp/jflute/20110807/1312700894

実は、監督が同じなのです。
「ジャン・ポール・ジョー監督」

未来の食卓
 -> この映画の公式サイト

食に興味のある人ならぜひ観たい、そんな映画でした。
観ようとしないとなかなか観る機会の少ない映画ですが、
機会があったらぜひ多くの人に観て欲しいなと。

有機(オーガニック)の食べ物の重要性を再実感したってのは
もちろんですが、ありきたりなこと書いてもしょうがないので、
ちょっとひねって印象的だったことを。

別にベジタリアンの話じゃないので、有機の鶏肉とかも
出てくるわけですが、そういえば日本では有機のお肉って
概念がないような気がします。検索しても全然ピンとした
記事はないし、スーパーに行ってもそんなものはない。
独自に「丁寧に育てたお肉」みたいなのは出回っていますが、
そういった認証なんて聞いたことない。

映画では有機のお肉が出てきます。
お肉で有機ってなんだ!? と思われるかもしれません。
野菜だと、漠然と言えば化学肥料や農薬を使わないこと。
お肉だと...その動物の食べるエサなんですね。そう、

ひとは食べるものの食べるものに影響される

わけです。
こないだ日本の畜産のお肉から放射性物質が検出されたと
ニュースで話題になりましたが、その原因は別に動物に
直接付着したってわけじゃなく、放射性物質が付着した
飼料を食べたからと報道されていました。
BSEの問題も、牛の食べるエサに問題があったと聞きます。
おいしいお肉は、食べさせるエサにこだわっていると聞きます。

その概念って、自分もずっと生きてきてとても薄かったなぁと。
それを気にしてる人ってあまりいないんじゃないかと。
しかも、海外ではその概念があるのになぜ日本ではないのか...
野菜は、農薬どんだけまいたか、育った野菜が
「どんな肥料を食べたの」か、を気にするのに。
(まあ、こちらもまだまだ浸透度は低いですが)

映画を観て、ちょっとそんなことを考えてしまったのでした。